おはこんばんちは、つきのひと(@luuluuul)です。
以前、こんなツイートをしました。
いくら努力しても報われないとしたら、それは環境とミスマッチだからかもしれない。
そんな時は環境を変えるための工夫をしてみる。
逆に、恵まれた環境に身を置いていても、何も努力しなければ、やはり成果には届きにくい。
ちなみに、過去の努力で得た環境も、次第に外在化していく。#二軸思考 pic.twitter.com/mBjCGi4bOR
— つきのひと (@luuluuul) 2018年3月5日
ツイートした時点では、ぼんやりと「努力(内在要因)と環境(外在要因)の掛け算」というふうに考えてましたが、今回は、これをもちっと掘り下げて考えてみました。
結論から言うと、「成果を最大限に高めるためには、以下2つの要素を掛け合わせる必要がある」ような気がします。
- 自分の能力を磨く
- 他者との良好な関係を築く
要点を図解してみた
「上掲のツイート添付画像とどう違うの?」とお思いでしょうか。横軸を内在要因、縦軸を外在要因として捉えている点は共通しています。ただし、横軸・縦軸ともに、具体的に計測できそうな概念にしてみました。
したがって、以下のような感じです。
- 横軸:自分の能力(内在要因)、右に行けば行くほど高く、左に行けば行くほど低い。
- 縦軸:周りとの関係(外在要因)、上に行けば行くほど良好で、下に行けば行くほど劣悪。
具体的分析
さて、それでは二つの定量概念を用いて、四象限タイプの二軸思考を行ってみます。
もう一度、画像を貼っておきます(少し小さめに)。
今回は、以下4つの場合が考えられます。
- A、[周りとの関係:良] × [自分の能力:低]
- B、[周りとの関係:良] × [自分の能力:高]
- C、[周りとの関係:悪] × [自分の能力:低]
- D、[周りとの関係:悪] × [自分の能力:高]
以下、ひとつずつ見ていきます。
A、[周りとの関係:良] × [自分の能力:低]
自分の能力が低いと、理想的な結果が得られるために行うべき作業の全てをこなすことができません。場合によっては、行うべき作業がなんなのかすら、自分で判断できないこともあり得ます。
それにも関わらず、自分の関わっているプロジェクトが概ね成功に向かっているのはなぜでしょうか?
それは、周りの人たちに助けられているからに他なりません。少し意地悪な立場から言えば、足を引っ張っている可能性も否めません。いつまでもこの状況に「おんぶにだっこ」でいられるかどうかはわかりません。
したがって、良好な関係を継続するためにも、自分の能力を向上させる必要があるといえるでしょう。
あるいは、常日頃から自分の至らぬ点を助けてくれている人々がいるということに対して、「感謝の気持ちを忘れない」というのも、関係性の維持にはとても重要ですね。
B、[周りとの関係:良] × [自分の能力:高]
最高です。もはや何も言うことはありません。全ての霊長類が、ここを理想として目指すべきです。
C、[周りとの関係:悪] × [自分の能力:低]
最悪です。今すぐ抜本的な改革が必要です。
とはいえ、周りとの関係と自分の能力、どちらの方が変えやすいでしょうか。
ケースバイケースではありますが、現時点で身を置いている場所から離れずに周りとの関係を変えるのはなかなか簡単ではないのではないでしょうか。他人の気持ちをコントロールするのは難しいですよね。
その点、自分の能力は努力次第で伸び代があると思います。どんな状況であっても、努力するための環境や仕組みを整備してやれば、ある程度のところまで向上させることが可能です。
教育業界にいることもあり、この点に関する経験は比較的多いです。また別の記事にしたいと思います。
D、[周りとの関係:悪] × [自分の能力:高]
最近、自分の能力が周りから認められなくて悩んでいる人をよく見ます。仕事で十分な報酬がもらえていないと感じて、転職を考えるケースなど、このパターンですね。
この場合、自分の能力を最大限まで伸ばしてみても、やはり周りとの関係性を変えなければ状況にも変化は訪れないのではないでしょうか。
では、どうやって周りとの関係を良好にするのかというと、そのための方法の一つとして「発信」があります。
例えば、SNSで自分の状況を発信することで、同じような状況にいる人たちと繋がることができます。ブログを書いている人が、ジャンルは違っても同じくブログを書いている人たちと交流を持って、情報交換や助け合いを行いながらだと頑張れる気がします。
結論
冒頭で挙げたことの繰り返しにはなりますが、以下2点について振り返ってみましょう。
- 自分の能力を磨く
- 他者との良好な関係を築く
現時点での自分の立ち位置が把握できるかもしれません。感謝の気持ちを表した方が良いことに気がつけるかもしれません。努力のベクトルが違うと、思っていたような成果に近づけないまま、消耗してしまうかもしれません。
二軸思考についてもっと知りたい方は
「自分の能力と周りとの関係を掛け合わせる」と言う発想はオリジナルですが、この発想を可能にしたフレームワークとして今回の記事のベースになっているのは、「二軸思考」という考え方です。この考え方についてもっと知りたいという方は、この本をチェックしてみてください。きっと、思考が今よりクリアになると思います。