写真と音楽がHDD容量を圧迫せず、さらに自宅のどこからでもアクセス可能になる方法

テックとハック
タブレットで写真閲覧を楽しむイメージ

はじめに

PCを使っていると、常に容量との争いになりがち。

  • 写真でデータがいっぱいになっちゃった!
  • 音楽mp3とかで結構満杯!
  • どうしよう!

今回の記事では、写真と音楽がHDD容量を圧迫せず、さらに自宅のどこからでもアクセス可能になる方法として、ネットワークHDD(NAS)という選択肢をご紹介します!

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それはネットワークHDD(NAS)という方法

ネットワークHDD(NAS)を利用した接続のイメージ

ネットワークHDD(NAS)を利用した接続のイメージ

早速の図解です。ネットワークHDD(NAS)はPC/Macと、USBケーブルではなくLANで接続されます。通常のHDDはPC/mac本体に内蔵されているか、USBなどで接続されているか、とにかく物理的に繋がっている場合が一般的ですね。それと比べると、ネットワークHDD(NAS)には以下の特徴があるといえるでしょう。

  • コードレス(有線LAN接続の場合は物理的にコードで繋がっています)
  • 複数端末からのアクセスが可能(この場合の端末には、PCやmacだけでなく、iPadやiPhoneそしてAndroidなどのモバイル端末も含まれます)。

ただし、複数端末あるいは複数人からのアクセスが可能であるということは、接続を制限するためのセキュリティについて、しっかり管理する必要があるということでもあるので、各自で気をつけましょう。

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ネットワークHDD(NAS)に保存しておくと便利なもの

iTunesライブラリおよび楽曲データ

mp3などの音楽ファイルは、一曲一曲はそれほど容量を取らないとはいえ、曲数が多ければすぐに合計で数GBを占めてしまいます。
また、楽曲データがネットワーク化されていない場合、複数の環境で同じ楽曲を再生しようと思ったら、デバイスごとに音楽ファイルをコピーする必要があります。
たとえば、リビングの共用PCと書斎の個人用PCにそれぞれ重複して同じファイルが保存されている状態をイメージしてみてください。明らかに非効率ですね。
そこで、楽曲データベースをネットワーク化すれば、1つの場所に保存してある音楽ファイルに対して、複数のPC/mac、iPhoneやAndroid端末などからアクセスすることが可能になります。
たとえば、iTunesをお使いの場合、iTunesライブラリをネットワーク化しておくことで、複数のPC/Macにインストールされている同一アカウントのiTunesから楽曲データベースにアクセスすることが可能になります。
したがって、屋外に持ち出して楽しみたいものだけに絞って、デバイスにコピーすればよいということになります。

写真データ

タブレットで写真閲覧を楽しむイメージ

タブレットで写真閲覧を楽しむイメージ

写真データについてもネットワークHDD(NAS)に保管しておくと、楽曲データの場合と同じく、一括管理することが可能となり、また複数の端末からアクセスすることが可能になります。
ただでさえ、最近はiPhoneやAndroid端末に附属しているカメラの精度が上がってきたこともあり、一眼レフなどのデジタルカメラユーザーでなくとも、様々な場面で写真を撮る機会が増えていると思います。
ところが、iCloudやInstagramなど、Web上で写真を共有するサービスも充実してきてはいますが、全部が全部インターネット上にアップロードすべき写真というわけでもないでしょう。
また、写真データも一枚一枚はそれほどでもないのに、まとめて保存するとやはりかなりの容量を占めます。Web上のクラウドサービスなどは容量に制限があったりしますので、それだけで全てを管理するというのはなかなか難しいと思います。
そこで、自宅内で共有したい写真データについては、一箇所に集めてネットワーク化してしまいましょう。

ちなみに、逆にご家族に見られてはマズイ写真データについては、ネットワークHDD(NAS)に入れないようにしましょう。ごく小規模のイントラネットとはいえ、ネットワーク環境は、複数人の目に晒されることが前提となる場です。あんな写真やこんな写真は、自己責任の下でキッチリと管理するようにしてください。

 

ネットワークHDD(NAS)に保存しない方がよいもの

上記のムフフ画像以外にも、ネットワークHDD(NAS)には向かないデータがあります。
その1つに、たとえば頻繁にアクセスする必要のあるファイルが挙げられます。
マシン本体のHDDやSSDあるいはUSB接続のデバイスに比べると、LAN接続でデータをやり取りするネットワークHDD(NAS)は、接続速度に満足できない場合が多いです。
たとえばWebブラウザで大容量のファイルをダウンロードやアップロードしている時、同時にネットワークHDD(NAS)上のデータにアクセスしようとすると、当然ながら接続速度は落ちます。
ですので、考え方としては、複数端末からアクセスすることができるというメリットと、ネットワーク接続速度を狭めるというデメリットとのせめぎ合いにおいて、最もバランスの良い快適な方法を探るということになるでしょう。
場合にもよりますが、ネットワークHDD(NAS)で扱うのに、あまりオススメできないデータには以下のようなものがあります。

  • ソフトウェアで編集中のファイル
  • ソフトウェアのプラグイン

ソフトウェアで編集中のファイルは、それとは別に作業用のバックアップファイルが作成される場合がありますし、何より頻繁にアクセスするため、上述のネットワーク速度低下、およびソフトウェア自体の処理速度の低下を招く恐れがあります。
また、ソフトウェアのプラグインも、ソフトウェア起動中は頻繁にアクセスすることになるデータです。

ソフトウェアによっては、たとえば音楽製作アプリケーションなどの場合、処理が遅れてしまうと、編集作業自体がかなりストレスフルなものになってしまうため、DTMで扱うデータファイルやプラグインをネットワークHDD(NAS)に保存することは、特にオススメしません。

ネットワークHDD(NAS)にはどんなものがある?

メーカーや商品によっては様々な機能が用意されています。

  • 外出先からアクセスできる機能
  • DVD/ブルーレイレコーダーなどと接続できる機能
  • スマートフォンアプリでの簡単接続機能

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それでは、快適なPCライフを!
つきのひと(@luuluuul)でした。

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