posted with カエレバ
木部 智之 KADOKAWA / 中経出版 2017-12-01
こんな悩みを持つ人にオススメ
- 頭の中で自分の考えがゴチャゴチャになってしまう。
- 図解してみたいけれど具体的な方法がわからない。
- イラストが苦手だ。
この記事にたどり着いたアナタは
もしかしたら上のような悩みを抱えていませんか?今回ご紹介する『複雑な問題が一瞬でシンプルになる 2軸思考』は、実はそんな悩みを持つ人にズバリオススメです!
この本から得られること
忙しいアナタのために
まず結論からお伝えします!
この『複雑な問題が一瞬でシンプルになる 2軸思考』を読むと、次のようなことを学ぶことができます!
- 頭の中のゴチャゴチャがすっきりします!
- 具体的に、どういう風に図解すれば良いのか分かります!
- イラストなしでも今日からどんどん図解できます!
世の中にあふれている「5W1H」や「PDCAサイクル」なども、個別の方法を身につける必要はありません。この「二軸思考」で、すべてを徹底的に管理することが可能です!
僕がこの本を読もうと思った理由
私的な話ですが
- 職業上の理由で、複雑な事柄をすっきりシンプルに伝える必要があった(いまもある)。
- 複雑なこともシンプルな図で示すとわかってもらえるという感触があった。
- ところがイラストがうまくないのでどうしよう…
そこで出会ったのが本書。「二軸思考」に近いことは自分でも考えていたのですが、半端にしか使いこなしていなかったように思います。徹底的に使いこなせば色々と応用が効くということが大きな魅力だと思います。
この本の概要
- 「二軸思考」とは何か?
- どうして「二軸思考」が有効なのか?
- 難しい技術を用いずにビジュアル化する方法
さて、『複雑な問題が一瞬でシンプルになる 2軸思考』の内容を少しまとめましょう。
「二軸思考」とは何か?
二軸思考についてシンプルに表現された、以下の一文を引用しましょう。
日々発生する問題を解決するためにいろいろな方法を試し、試行錯誤した末に行き着いたのが、「あらゆる問題を、タテとヨコの二軸で整理して考える」という方法でした。私はこれを、「二軸思考」と呼んでいます。
端的に言えば、縦と横の2次元で考えるということですね。頭の中で考えているときは、いろんな段階があります。一言で言いあらわせるものであれば、それほど複雑にはならないのですが、問題は一言や一文では言い表すことのできない事柄。これをどう整理するか…このための方法が、縦横の二軸で考える「二軸思考」というわけですね。
どうして「二軸思考」が有効なのか?
では、二軸思考はどのように使えば良いのか。これも、端的に表された部分を引用してみましょう。
2軸でシンプルに整理すると、その問題の重要なポイントがクリアになるので、重要なポイントに集中して深く考えることができるようになります。その裏返しで「重要でないこと」も明確になるので、考える必要のないことは切り捨てることができ、解決までのスピードが速くなります。
1つの物事であっても、人によって、また視点によって様々な切り出し方が可能です。だからゴチャゴチャになっちゃうんですよね。本当は関連性が低い事柄でも、一見関係ありそうなことをひきづって考えてしまうこと、あると思います。だけど、軸を2つに決めてしまえば、余計なことは考えなくてよくなります。考えないために考える。これは、情報過多の21世紀において、もはや必須のスキルといってもよいのではないでしょうか。
難しい技術を用いずにビジュアル化する方法
とはいえ、二軸思考には特殊な技能は必要ありません。イラストが描けなくったって、二本の線だけひけば、今すぐにでも始められます。
そして、二軸思考の何よりのメリットは、難しいノウハウは一切必要ないということです。生まれつきの頭の良さや仕事経験なども関係なく、誰でもすぐに実践することができます。2本の線さえ引ければ、「3C」とか「PPM」のようなコンサルタントが繰り出す小難しいフレームワークを覚える必要もありません。
巷に溢れている様々なフレームワークも、二軸思考と合わせて考えると、途端に実用的な思考術に変わります。おそるべし、二軸思考。
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木部 智之 KADOKAWA / 中経出版 2017-12-01