はじめに
こんにちは、音楽大好き、ぶんぶんです!
今回は、新しいヒーリングミュージックとして、「編鐘」を紹介します!
中国の音楽というと、台湾ポップスには結構かっこいいロックや感動的なバラードがたくさんあります。
でも、今日はあえて、宮廷音楽!
難しくないから大丈夫。
心の源、究極のヒーリング音楽に触れてみてください!
「そもそも編鐘って何?」という方、一つ目の魅力はこちらです。
どーん!
1. バカでかい、クソ重(おも)い
写真じゃ分かりづらいかもしれないけど…
重さは全部で4.5トン。
演奏するのも3人がかり。[/vk]
本などで編鐘の説明を見るとだいたい、なんだかすごそうな説明が多いです。
- 中国の国宝である!
- その出土は音楽史を書き換える世紀の大発見であった!
でもそれって、編鐘を知ってる人にとっては当たり前の情報です。
しかも、知らない人からしてみたら「だから何なの?」って感じです。
なので、結局そんなこと言ったってしょうがないわけです。
もっとシンプルに、「バカでかい、クソ重い」でいいんじゃないかと。
だって、バカでかいし、クソ重いんだもん。
そんな、バカでかくてクソ重い編鐘ですが、音楽的にはなかなかできるやつです。
とにかく音色を聴いてほしい!
ということで、二つ目の魅力はこちら…
2. 透(す)き通(とお)る高音(こうおん)と力強(ちからづよ)い低音(ていおん)
なんとなく全貌がつかめそうな感じの動画です。
いかがでしょう。
なんだか邪念が取り払われるような気がしませんか?
高い音がすーんと澄み切った音色、低い音がぼーんとお寺の鐘みたいな音色。
元々は中国の歴代王朝が宮廷の儀式などで演奏していた楽器です。
言ってみれば、ご先祖様や神様を敬って、人々に恵みを与える、究極のヒーリング音楽ですね。
このように伝統楽器としての威厳を感じる編鐘ですが、実はそれだけではないんです。
な、な、な、なんと…
3. 西洋(せいよう)クラシック音楽(おんがく)もいけちゃう
編鐘の音楽的な魅力は、音色だけでなくて、意外といろんな曲も演奏できちゃうところです。
こちらの動画タイトルはずばり「古代楽器でもベートーベンを演奏できる」(原題「古代樂器也是可以演奏貝多芬」)です!
編鐘は、はるか2000以上前に使用されていた古代楽器です(動画で使われているのは複製ですが…)。
それでも音域は5オクターブ半もあります。
現在の88鍵ピアノは7オクターブと少しなので、さすがにそれには及ばないものの、昔のピアノには54鍵のもの(4オクターブ半)などもあるので、それよりは広い音域を持っています。
音階としては、オクターブによっては何気に12半音が揃っているので、中国宮廷音楽だけでなく、色々な曲を演奏できてしまうんですね。
まとめ
ところで、「編鐘」って中国語でなんていうの?
「biānzhōng(びぇんじょん)」っていうんだよ。
さて、一般的に…
- 楽器といえばピアノ
- 楽譜といえば五線譜
- 音楽理論といえば楽典
というように、なんだか西洋のモノや文化が標準という意識が、どこかしらあるような気がします。
いわゆる非西洋の民族楽器でも、西洋の音階で、西洋の曲を演奏できてしまう。
これは、世界の文化を考えるにあたって、非常に面白いところですね。
ということで、今回は時代も空間もぶっ飛んで、中国の宮廷音楽を紹介してみました。
個々人の異文化に対する受け皿が広がると、社会もそれだけ多様性に対する受け皿が広がるような気がします。
ちょっとまじめに締めてみました。てへ。
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