「トライ&エラー」
「トライ&エラー」と言う言葉が流行して、すでに久しい。
教育の分野でも、「トライ&エラー」型の新しい学習は「答えのない問いに対して最良の回答を導きだす」ための力を養いうるものとして、大注目されている。
ただ、プログラミングを経験したことがある方ならば納得していただけると思うが、そうそう「トライ&エラー」だけを繰り返しているわけにもいかない。
なぜなら、いくら「トライ」を繰り返しても、その先にあるのがいつも「エラー」ばかりでは仕方がない。
やはり「デバッグ」しなければ、理想的な回答にはたどり着けないのだ。
エラー&デバッグ
そこで、僕が提唱したいのは「エラー&デバッグ」という考え方。
人生には色々なエラーがある。
バイトだって、恋愛だって、ブログだって、いろんなエラーを経験しながら大きくなっていく。
その意味では、人生は「トライ&エラー」の繰り返しだ…という主張は成り立つのかもしれない。
しかしながら、目標をクリアするためには、その中で少しずつ「デバッグ」を繰り返していく必要があるのも事実だ。
最終的には、バイトであればお客さんや店長に、恋愛ならば異性に、ブログならば読者に、それぞれ評価してもらわなければ、結果には繋がらない。
もちろん、「努力する過程が美しい」というのもわかる。
僕だって、何も「努力なんか意味がない」と言いたいわけではない。
むしろ、小さい努力の積み重ねがなければ、「トライ」もできなければ「エラー」もできない。
ましてや、失敗を乗り越えて補正していくための「デバッグ」なんて、努力の塊。
歯を食いしばって、アップデートしていくしかない。
とどのつまりは、その積み重ねが「成長」なのではないだろうか。
僕たちに必要なデバッグとは
というわけで、僕たちに必要なのは「デバッグ」だ。
上の図に基づいて、人生に必要そうなデバッグを箇条書きで書き出すと、少なくとも3通りについて考えた方が良さそう。
- 「諦めちゃう」を「諦めない ≒ 続ける」に変えるための工夫
- 「成果が出ない」を「成果を出す」に変えるための努力
- 「評価が得られない」から「評価を得る」に変えるための戦略
このように考えると、闇雲に「トライ&エラー」を繰り返すよりも、少しは見通しが良くなるのではないだろうか。
言葉遊びのようだけれど、何かのヒントになれば幸い。
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